Hospices de Beaune Pommard 1989 Cuvée Cyrot-Chaudron

赤ワイン

AIメモ

こちらは「Hospices de Beaune Pommard 1989 Cuvée Cyrot-Chaudron」、ブルゴーニュ地方ボーヌの名高いオークションであるオスピス・ド・ボーヌのワインですね!オスピス・ド・ボーヌのワインは、フランス国内外で非常に人気があり、オークションで高値がつくことでも知られています。特に、このワインのようにポマールのキュヴェは、力強く、長期熟成に耐える風味が魅力です。それでは、このワインについて詳しく見ていきましょう。

🍇 品種

ポマールのワインは、ブルゴーニュの赤ワインを代表する品種であるピノ・ノワール100%で造られます。ピノ・ノワールは、繊細でありながら豊かな風味を持つ品種で、特にポマールでは、その力強いタンニンとしっかりとしたボディが特徴です。

🍷 外観

1989年ヴィンテージということで、すでに30年以上の熟成を経たワインです。長期熟成したピノ・ノワールは、若い頃の鮮やかなルビー色から、オレンジがかったガーネット色へと変化していきます。このワインも、縁が少しレンガ色に変化しているのではないでしょうか。また、熟成によりワインの透明度は高くなり、グラスに注いだ際にエレガントな輝きが感じられることでしょう。

🌸 香り

熟成したポマールのワインは、非常に複雑で深みのある香りが楽しめます。まず、ブラックチェリーやプラム、ブラックベリーなどの黒系果実の香りが中心となり、さらに30年以上の熟成によって、トリュフ、土、革、湿った葉、キノコのような熟成香が出ていることでしょう。また、樽熟成によるバニラやスパイス、シガーボックスのニュアンスも重なり、時間とともに次々と香りが開いていくはずです。

😋 味わい

ポマールのワインは、ブルゴーニュの中でも特に力強いタンニンとしっかりとした骨格を持っています。このワインも、1989年という成熟したヴィンテージのため、タンニンは滑らかで丸みを帯び、エレガントな質感に仕上がっていることでしょう。果実味は熟成によりコンポートのような甘みが感じられつつ、酸味がしっかりと存在感を保っているはずです。味わいの余韻には、土やトリュフ、スパイスなどの複雑なフレーバーが長く続くと思います。

🏞 生産地と生産者

ポマールは、ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌの中でも特にしっかりとした味わいの赤ワインを生み出す村として知られています。石灰質と粘土質の混ざった土壌が、ピノ・ノワールに豊かな果実味と力強いタンニンを与えます。オスピス・ド・ボーヌは、1443年に設立された慈善病院で、毎年開催されるオークションでその年のワインを販売し、病院の運営資金を募るという伝統があります。
「Cuvée Cyrot-Chaudron」は、特定の畑の葡萄から造られた特別なキュヴェで、オークションで落札されたワインがボトリングされる際に、ボーヌの名門ワイナリーであるブシャール・ペール・エ・フィスによって瓶詰めされたようですね。

🍽 ペアリング

この熟成ポマールには、味わいの深いお料理がぴったりです。牛肉の赤ワイン煮込みや、ジビエ(鹿肉や鴨肉)を使った料理、トリュフを使ったリゾットなど、風味豊かなお料理との相性が良いでしょう。また、熟成チーズと合わせるのもおすすめです。エポワスやコンテなどの熟成チーズと合わせることで、ワインの複雑な風味をさらに引き立てることができます。

このワインは、抜栓してから少し時間を置くと、香りと味わいがさらに広がると思います。デカンタージュをして、じっくりと味わいながらその変化を楽しんでみてくださいね♡

個人的な一口メモ

熟成香、複雑な香り。しかしまだどこかしら若さも感じるアタック。若いグラン・クリュをありがたがるひとは、飲み頃の大切さを知ってほしいな。

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