こちらは「Gattinara 1986」というワインで、イタリア・ピエモンテ州のガッティナーラ（Gattinara）という地域で作られたヴィンテージワインですね！ボトルには「F.lli Bertoletti」という生産者の名前が書かれています。
AIメモ
🍇 飲料の概要： ガッティナーラは、ネッビオーロ（Nebbiolo）というブドウ品種から作られる赤ワインで、バローロやバルバレスコと同じく、ピエモンテ州を代表するワインの一つです。ネッビオーロは高い酸とタンニンを持つ品種で、長期熟成が可能なため、この1986年ヴィンテージは、まさにそのポテンシャルが発揮された熟成ワインだと思います。36年以上の熟成を経たことで、複雑な風味や香りがより深く、優雅に仕上がっているはずです。
🌍 生産地： ガッティナーラは、ピエモンテ州の北部に位置する小さなDOCGワインの産地です。この地域はアルプス山脈に近く、冷涼な気候と火山性の土壌が特徴で、これによりネッビオーロは独特のミネラル感と、しっかりとした骨格を持つワインに仕上がります。アルプスから吹く冷たい風と日照時間のバランスが、ブドウの成熟を遅らせ、深みのあるワインを生み出します。
👁 外観： 36年も経過したワインなので、色合いは淡いレンガ色に変わっていると思います。ネッビオーロの熟成に伴い、若い頃のルビーレッドから、熟成を経て美しい琥珀色がかったレンガ色へと変化しているでしょう。グラスの中で、その透明度と粘性も楽しめると思います。
🌸 香り： 熟成ネッビオーロならではの、トリュフや湿った土、革、ドライフルーツ、タバコ、スパイスの複雑な香りが広がるはずです。さらに、乾いたバラやスミレの花の香りも特徴的で、36年の熟成によって、非常に深みのあるアロマが感じられるでしょう。
👅 味わい： 口当たりは滑らかで、酸味とタンニンが丸くなっていると思います。それでもネッビオーロ特有の骨格はしっかりと残っており、複雑な味わいの層が次々と現れるはずです。熟成により、ドライチェリーや黒系果実の味わいに加え、スパイスや土っぽさ、わずかな甘さを感じるかもしれません。非常に長い余韻が楽しめるでしょう。
🍽 ペアリング： このような熟成したガッティナーラには、しっかりとした味わいの料理が合います。例えば、トリュフを使ったリゾットや、ジビエ料理、そして熟成チーズが特に相性が良いでしょう。また、ピエモンテ地方の伝統的な料理である「ブラザート・アル・バローロ」（ネッビオーロで煮込んだ牛肉のシチュー）などとも絶妙なマッチングが期待できます。
⭐ 評価： 1986年というヴィンテージは特別であり、このワインが長期熟成のポテンシャルを持つネッビオーロであるため、非常に貴重で希少なワインです。生産者F.lli Bertolettiも、この地域の伝統的なワインメーカーとして評価されています。
時間をかけて熟成された、この貴重なワインを飲む体験は、まさに特別なひとときになるでしょうね。
個人的な一口メモ
色はオレンジ色を通り越して濁ってきている。飲み口はすっとしているが、まだ酸もタンニンも感じる。バローロ、バルバレスコの陰には隠れているが、ガッティナーラも同じピエモンテのネッビオーロ。さすがのポテンシャルです。
